ビジネス

連鎖販売取引(特定商取引法)における収入、ビジネス可能性の伝え方

パートナーコのビジネスに取り組む中で、「どのくらい収入を得られるの?」「ビジネスとしてどんな可能性があるの?」と聞かれることは少なくありません。夢や希望を伝えることは素晴らしいことですが、特定商取引法(特商法)では、収入や可能性の伝え方にルールがあり、誤解を与える表現は禁止されています。正しい伝え方を心がけることが、相手の信頼を守り、安心して続けられるビジネスにつながります。

まず避けなければならないのは、「必ず儲かる」「誰でも簡単に高収入」といった断定的な言い方です。実際の収入は、活動量や努力の度合い、さらには商品の販売状況によって大きく変わります。ですから「人によって成果は異なります」「継続的な努力が必要です」といった補足を加えることが大切です。

逆に、以下のような伝え方であれば安心です:

  • 「収入は活動の内容や取り組み方によって大きく変わります。全員が同じ成果を得られるわけではありません」
  • 「ビジネスの可能性はありますが、努力や工夫が欠かせません。ご自身のライフスタイルに合わせて取り組んでいただけます」
  • 「実際に収入を得ている方もいますが、その背景には継続的な活動や地道な努力があります」

このように、事実に基づいた表現にとどめることが大切です。また、将来性や可能性を語る時にも「必ず市場が拡大する」と断定せず、「市場には成長の余地がある」「会社はこうした方向性で取り組んでいる」と、裏付けのある事実をベースに伝えるようにしましょう。

収入や可能性について、少し控えめに思えるくらい誠実な表現を心がけることが、相手の信頼を得る一番の近道です。長い目で見れば、安心して活動できる環境を作ることが、私たち全体のビジネスを支える大きな力になるのです。